激レア！ジョルジュ・バルビエ挿絵本★ヴェルレーヌ『艶なる宴』 1928年年刊/ポショワール画23点/アールデコのロココ趣味

◆商品名◆

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◆商品説明◆
ポール・ヴェルレーヌ /ジョルジュ・バルビエ画
『艶なる宴』
パリ；ピアッツァ書店、1928年年刊
限定1200部のうち540番（ヴェラン紙800部のうちの１部）

ジョルジュ・バルビエ原画のポショワール彩色別丁図版全２０点＋タイトルページ１点＋表紙表裏２点所収、完本です。銀と金が手彩色で上塗りされてます。写真はピンボケですが、現物は線も彩色もシャープです！

版元製本仮綴本。状態は、背表紙の上部に汚れ、見返しにヤケがある以外は良好です。

　バルビエは挿絵画家として出発した当初から、18世紀のロココ趣味に対する強い志向を示していたが、ロココ趣味一辺倒の挿絵本は制作したことがなかった。その意味で、世紀末のロココ趣味を具現化したポール・ヴェルレーヌの『艶なる宴』の挿絵本は、彼の傾向の一つをあらわす貴重な1冊である。
　1869年出版の『艶なる宴』は『サチュルニアン詩集』に続くヴェルレーヌの傑作詩集。ヴェルレーヌはロココを代表する画家アントワーヌ・ヴァトーからインスピレーションを得て、詩に視覚的イメージを与えたと主張している。ヴァトーは田園における若い男女の愛の囁きを多く描き、「艶なる宴の画家」と呼ばれていた。ヴェルレーヌの詩に再びイメージを与えたバルビエの挿絵は、ロココの世界観を見事に表現している。 　水彩の原画はポショワールで複製されているが、発行部数がこれまでの傑作とことなり、1200部と多いため、局紙を用いた225部を除くと、その仕上がりが多少、見劣りする。
　なお、版元となったエディション・ダール・H・ピアッツァは、いわゆるピアッツァ本と呼ばれる挿絵本を多く手掛けた芸術系出版社で、高級な再現技法を用いながら、 発行部数を多くして廉価化を図るという戦略を取った。そうしたピアッツァ本の中でも、『艶なる宴』は例外的に古書価格が高い本である。（鹿島茂『バルビエ×ラブルール』p.128）


本のサイズは写真では把握しずらいので、一緒に写している蛍光ペンとの比較においてご判断くださいませ。

当方が出品しております革装本はすべて、内外の図書館で採用されている処方（Brecknel Turner Saddle Soap、Klucel G、Talas Leather Dressing、SC6000等）でメンテナンスされておりますので、特別なお手入れなしでもしばらくご入手時の状態をお楽しみいただけます。



書名：Fetes Galantes
著者：Paul Verlaine /George Barbier
出版社：Paris, H. Piazza
出版年：1928
言語：フランス語
ページ数：100p.
外装のサイズ：30.5x23.5cm
状態：商品説明を御覧ください

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◆コメント◆
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