「夜の子供たち」上下2巻　◆ダン・シモンズ（角川文庫）

ローカス賞（ホラー・ダークファンタジー部門）受賞。ダン・シモンズ著、「夜の子供たち（Children of the Night）」上下2巻です。布施由紀子訳、角川文庫。状態は、全般にかなり良好です。送料はクリックポストで185円です。　

★内容：　歴史を残虐に操り続けた不死者、ドラキュラの伝説を現代に問うゴシック・ホラーの傑作。アメリカ防疫センターの女医・ケイトは、ルーマニアで重度の免疫不全を持つ孤児を見つけた。最新医学によって、彼女はその遺伝子がエイズや癌の画期的治療の鍵だと気づく。だが、その子供はトランシルヴァニアの伝説、ドラキュラ一族にとっても、特別な存在だったのだ・・・。　ドラキュラの末裔を手に入れた今、闇の一族は公位継承の儀式を急いでいた。一方、奪われた養子、ジョシュアを追って、ケイトはルーマニアに密入国した。呪われた遺伝子を受け継ぐその子を、彼女は最新医学で救おうとするが・・・。「ローカス」賞、ホラー・ダークファンタジー部門受賞作品。

★著者、ダン・シモンズ（Dan Simmons）は1948年、米国イリノイ州生まれ。小学校で教鞭をとるかたわら創作をはじめ、ハーラン・エリスンの勧めで「トワイライト・ゾーン」誌のコンテストに応募した短編「黄泉の川が逆流する」で一席に入選。1982年に同誌でデビュー。処女長篇『カーリーの歌』（1985）で世界幻想文学大賞を受賞、その後も精力的に作品を発表しつづけている。ヒューゴー賞・ローカス賞受賞作『ハイペリオン』（1989）、英国SF協会賞・ローカス賞を受賞した、『エンディミオン』（1996）、ローカス賞受賞作『エンディミオンの覚醒』（1997）は、４部作をなしており、1990年代を代表するSFとして読者の圧倒的な支持を獲得した。さらに、ローカス賞受賞作の『イリアム』（2003）、『オリュンポス』（2005）からなる“イリアム”二部作（新叙事詩シリーズ）もまた、現代SFの最高峰とされている。また、ホラー作品でも、『カーリーの歌』（世界幻想文学大賞受賞）、『殺戮のチェスゲーム』（ローカス賞、ブラム・ストーカー賞）、『サマー・オブ・ナイト』（ローカス賞）、『夜の子供たち』（同）など数多くの受賞作品を誇る。コロラド州在住。

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