即決 Nゲージ読本エヌ保存版 記憶に残るモデル100車両/名車探訪 Ｄ５１/GMの近鉄12410系サニーカー/ワールド工芸 雨宮製作所 20t Cタンク

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、著者のグッチさんが独断で選ぶ日本Ｎゲージ界のエポックメイキングな車両製品100選という企画。さすがに100点選出には困ったのか、ＮメーカーによるＨＯや最近のＨＯナローも数点動員してみごと100点達成。懐かしい製品が多数登場し、また「ここがダメな製品だった」なども正直で良い。この特集はカラー29頁。グッチさんは本特集に全力投球のためかいつもの『BLOG Magazine』はお休み。

　車両解説の『名車探訪』は「Ｄ５１」でカラー10頁。各種製品を用いて実車の歴史とバリエーションを解説。

　製品関係では、『Newcomer模型の見かた』が4種で、まずはGMの近鉄12410系サニーカー。製品には現行塗装と新塗装と称するそれぞれのカラーがある。続いて実車同様窓回りがブラックにリニューアルされたKATOの683系サンダーバード。製品は6両基本セットと3両増結セットがある。3点目はTOMIXの都営地下鉄10-300形、こちらも6両基本セットと4両増結セットがある。トリは鉄コレの京阪80型。『模型細評』はTOMIX JR西日本227系。『貨車雑考』はガソリン15t積み2軸タンク車タム500。

　工作関係は、『金属キット製作』が、ワールド工芸の雨宮製作所 20t Cタンク。『プラキット製作』はグレイスモデルの函館市電8000形の組立て。『Junk活用術』は、TOMIXベースの宮沢クロ381をレストア。前号から始まった『藤富郷の模型日和』はマイクロエースと鉄コレのそれぞれの京成3500形のディテールアップと両者の併結。

　レイアウト系は、『組立式レイアウト』が６分割の新作レイアウトの第3回目『渓谷に架かる鉄橋』。コスミックの単線上路ワーレントラス鉄橋を切り継いで作る渓谷のセクション。良い出来なのだが、スペースの都合で短く切り詰めすぎているために、トラスのスパンライズ比がアンバランスになってしまっているのが玉にキズ。『エヌ工房』は、今回は車両でなく、さんけいのペーパーストラクチャーでジブリのグーチョキパン店を組立てる。『つなぐ！箱庭鉄道』はコレクションボックス(＝箱)内に作り込む「茶畑の中の小駅とトンネル」の情景。『シーナリー研究会』は東急池上線の木造駅の石川台駅、池上駅、また東急ではここだけになったという頭端式ターミナルの蒲田駅を紹介。