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ISC-500A コモンモードフィルター 40mmのコアにRG316テフロン同軸線18回巻き小型高性能 500WPEP 電波障害対策 送料無料 |
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商品圖片 | |||
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商品説明 |
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この商品は星和電機社製、直径40mmのフェライトコアーに、直径2.5mm、耐熱200℃のテフロン製の同軸ケーブルを18ターン巻いた、小型高性能、高耐圧のコモンモードフィルターです。対応周波数は1.8Mhz~50Mhz帯。7Mhz~28Mhzでは-39dBを越え、1.9Mhz~50Mhz帯では-30dBを越える抑止効果があります。3.5Mhz~24Mhz帯の全てのバンドで第一電波工業のCMF2000を超えるコモンモード減衰性能を示します。1.9Mhzと28Mhzではほぼ同等ですが、50Mhz帯においては、この製品の減衰量が-6.5dBほど劣ります。(双方の製品のスペアナのグラフを比較しました)
パッチンコア数個の処置では十分なコモンモード電流の排除は出来ません。TDKのパッチンコア ZCAT2035-0930Aを5D-2Vに20個及び30個取り付けてコモンモード抑止効果の測定を行いました。結果は、以下の通りです。
【20個の場合】
3.5Mhz -15dB
7Mhz -19dB
21Mhz -22dB
【30個の場合】
3.5Mhz -17dB
7Mhz -21dB
21Mhz -24dB
コモンモードを十分に抑え込むには少なくとも-30bB以上の減衰量は欲しいところです。減衰量を-30dBにするためには、上の結果によりパッチンコアが30個の場合、7Mhzでは-21dBですので、あと-9dB必要です。対数の-9dBは7.94倍ですので、7.94倍 x 30 = 238個、3.5Mhzでは同様に計算すると-13dB必要ですから20倍の600個必要になります。
この商品には、芯線がむき出しになっているところが一切ありません。芯線がむき出しになっている部分があると、折角の同軸関係を崩し、高周波が芯線とシールドに分離されシールド側でも高周波回帰ルートにRやX成分が介在し、効果的なアースが期待できず、不用輻射を招くことになります。特に、コネクター部分が芯線むき出しの上、シールド効果の無いプラスチックのケースに収められているような場合は、雑音の混入、SWRの悪化等の問題が生じる可能性が高くなります。
この商品の周波数特性は以下の通りです。
【周波数特性】
1.9Mhz帯 -31.80dB
3.5Mhz帯 -36.80dB
7Mhz帯 -41.42dB
10Mhz帯 -43.83dB
14Mhz帯 -45.90dB
18Mhz帯 -43.90dB
21Mhz帯 -43.70dB
24Mhz帯 -41.71dB
28Mhz帯 -39.43dB
50Mhz帯 -35.44dB
本商品の耐入力は、本来1KWまで有りますが、ケースに収められているため、夏の直射日光に当たること等を考慮して、500W耐圧とさせて頂いております。通常の使用(SWRが2以下)の場合、7Mhzにて500Wの連続キャリアーでは若干温かくなりますが、SSBのPEP 500Wの運用では、問題はありません。万が一、手で触ってられないような発熱が認められた場合には返品を受け付けますので、ヤフオク連絡ナビよりご連絡ください。
7MhzのCWで250W、SSBで500Wでの運用には問題有りませんが、高い周波数帯では同軸ケーブルの特性のため、次の様な仕様となります。
<< 仕様 >>
サイズ: 84 x 60 x 40mm(突起物を除く)
対応周波数 1.8~50Mhz帯
インピーダンス: 50Ω
入出力端子: M-J型
1.8~21Mhz帯 500W SSB, 250W CW
24~28Mhz帯 400W SSB, 200W CW
50Mhz帯 300W SSB, 150W CW
RTTY, FM等の連続送信の場合の耐入力はCWの50%となります。
複数本の同軸ケーブルをご利用の場合は、全ての同軸ケーブルにコモンモードフィルターを導入されることをお薦めします。トランシーバーにより7Mhz帯で運用中に、コモンモードフィルター未設置の430Mhz帯用同軸ケーブルを通じてトランシーバーのヘッドホンに回り込む事例がありました。その他、各種制御用ケーブルを通しての回り込みも考えられますのでご留意下さい。
【製品の働き】
同軸ケーブルを通過する信号には2種類の信号が有ります。一つがコモンモードで、もう一つがディファレンシャルモードの信号です。これらの信号には以下の特性が有ります。
コモンモード
この信号は同軸ケーブルの芯線と編み線を同相で同じ方向に行ったり来たりする高周波で、つまり、同軸ケーブル(芯線+編み線)と大地の間に発生する高周波です。雑音や不要輻射信号が持つ特性です。コモンモードはトライダルコアに対して芯線と網線を同方向に流れるためコアーに大きな磁束を発生させます。このため、フィルターが大きな抵抗となり通過を阻害します。ただ、雑音や送信波から発生するコモンモードはディファレンシャルモードである送信波と比べると通過電力ははるかに小さなものとなります。
ディファレンシャルモード
これは、通常の受信及び送信信号で同軸ケーブルの芯線と編み線を180度の位相で異なる方向に行ったり来たりする高周波です。進行方向が芯線と網線で違う方向に進むのでコアーに発生する磁束は互いに打ち消し合うので通過の妨げにはなりません。このため、基本的に送信波はコアーに熱を発生させません。
この商品は、フィルターの特性で芯線と網線を同じ方向に進む信号に対しては、強力に通過を阻害し、方向が異なる通信信号に対しては 、同軸ケーブルの通過損失のみで、フィルターとしては通過を阻害致しません。この事により送受信信号に影響を与えずに雑音やインターフェアの元となるコモンモードのみを低減することが出来ます。
【その他】
コネクターの取り付けにはネジ込み式のものを利用しておりますので、緩みが出るのではと,ご心配の方もおられるかとは思いますが、取り付けには大型のスパナ2本を利用してかなり強く取り付けておりますので、手でプラグを締めている限り、緩みが出るような事例は発生しておりません。また、コアーはケース内に接着剤により固定されており、ブラブラしませんので、断線は起こり得ません。