【真作】【WISH】村上肥出夫「Naplesの裏街」油彩 30号 兜屋画廊取扱作品証明シール ◆漲るエネルギー！イタリア ナポリ大名画 #24053840

1933-2018 岐阜県生まれ、中学卒業後、ゴッホに憧れ独学で油絵を始め、荒川沿いの日光街道にかかる千住大橋鉄橋下で寝起きするような生活のなかで油絵を描く、(1961年)28歳に銀座並木通りの路上で絵を売っていたところ彫刻家本郷新に見いだされ、本郷の紹介により、兜屋画廊西川武郎の知遇を得る、その後西川の援助を受けて油彩を描く、(1964年)31歳「村上肥出夫都会風景画展」、「巴里―紐育―東京を描く油彩・素描展」（銀座松阪屋）を開催、マスコミの注目を浴び、一躍画壇の寵児となる、(1972年)39歳、パリに滞在し制作する、サロン・ドートンヌに出品し銀賞受賞、(1979年)46歳、東京を離れ、岐阜県益田郡萩原町に自宅アトリエを構える、以後主に兜屋画廊での個展を続ける、(1997年)64歳、荻原町の自宅アトリエが全焼し、約2万冊の蔵書、絵具、新作のエスキースなどが焼失する、それを境に精神に変調を来し、療養生活を続けていた

兜屋画廊の西川武郎の支援を受け、1964年には「村上肥出夫都会風景画展」や「巴里―紐育―東京を描く油彩・素描展」を銀座松阪屋で開催し、マスコミに大きく取り上げられました。1972年にはパリに滞在し、サロン・ドートンヌに出品して銀賞を受賞するなど、国際的にも活躍しました。

村上肥出夫「Naplesの裏街」油彩 30号 大作 兜屋画廊取扱作品
本作品は、イタリアのナポリの未探索の裏通りを題材にしており、都市の隠された生命力と古びた魅力を捉えています。作品は、視覚的にも感情的にも強烈なインパクトを与える厚塗りの技法で描かれており、油絵の肌理がその場の雰囲気を鮮やかに再現しています。暗めの色彩の中に突如として現れる明るい色のストロークは、ナポリの生活の喧騒とエネルギーを象徴しており、見る者をその場に引き込みます。

画伯は、ヴェスヴィオ火山のそびえ立つシルエットやナポリ湾の静かな水面を思わせるようなダークトーンを背景にして、その前面には生活感あふれる街の様子を配置しています。このコントラストは、ナポリの二面性、つまり歴史的な重厚さと日々の生活の軽快さを同時に表現しています。この作品を見ると、ナポリの裏通りで感じる時間の重なりと、そこに息づく人々の生の感情が手に取るように感じられます。絵画はただの風景を超え、その土地の文化と歴史、そしてそこで生きる人々の心象風景までもを捉えており、見る者に深い共感と感動を呼び起こす力を持っています。入手困難な30号迫力の大画面、画伯のイタリア風景の名画です。