ツァイス スーパーイコンタ6x9 C[530/2]Ⅰ型#Y19236 (その137) OH済 玉極上

ツァイス スーパーイコンタ6x9 C[530/2]Ⅰ型#Y19236 (その137) OH済 玉極上
ブローニー(120フィルム)のイコンタは外国ではセミ判がA、6x6がB、6x9がCと呼ばれます。これは6x9のCです。連動距離計の付いているイコンタがスーパーイコンタで、メータが付くとユニバーサルスーパーシックスなどとなります。この個体は日本ではスーパーイコンタ6x9Ⅰ型と呼ばれています。Ⅰ型は1934年にテッサー105mmF4.5、コンパーT,B,1-1/250付で発売されました。この個体はその最初期のバージョンで、コンパーシャッター周りのニッケルとブラックの模様に特徴があります。6x9判の4半の105mmテッサーは傑作中の傑作で、35mm判の50mmの3半テッサーと同様に最上の撮影結果が得られます。この個体は最近入手したもので、シャッターはセルフも含めて快調でした。レンズにくもりが少しありましたので分解クリーニングしました。ついでに前玉のヘリコイドにグリースを追加しました。距離計も分解クリーニングしました。現在はすべての機能が完全に動きます。シャッターも全速快調です。セルフも快調です。テッサーレンズはきずもくもりもなく極上です。絞りは滑らかです。絞りに油載りはありません。絞り羽根は10枚で真円になります。距離計は非常にクリアーで二重像がとても合わせやすいです。無限も上下もぴったり合っています。フィルムを入れてオートコリメータでチェックしまし たが、ピントも連動も正確です。蛇腹は艶も良く非常にしっかりしており大変きれいなものです。豆電球を内部に入れて、蛇腹の光漏れをチェックしました。蛇腹にピンホールは認められませんでした。もし光漏れがあった場合は無償で修理します。このスーパーイコンタのファインダーはガラスレンズのものですから大変クリアーです。 外見は経年のいたみや使用感がありますが以前に丁寧に整備されていたようでしっかりしています。黒塗り部は過去に再塗装されたところもあるようです。はがれがたくさんありましたのでレタッチしました。ニッケルメッキは割合きれいです。あたりやへこみはありません。扉の張革は交換されています。距離目盛はfeet、三脚穴は細ネジです。距離調節もやや重めですがなめらかです。ボディのシリアル番号は#Y19236、レンズのシリアル番号は#1510611(1934年2月製造）です。レンズはすばらしい切れ味で、細密で、発色のよい、立体感のある写りの4半のテッサ－105mmレンズです。35mm判やデジカメとは全く別次元の世界です。送料落札者負担で10日以内の返品をお 受けします。返品に関しては自己紹介をご覧ください。