鎌倉時代　大磨り上げ無銘　時代拵え　綾小路門『　城州末行　』　特別保存刀剣鑑定書付き　売切り

鎌倉時代京都綾小路に在住して活躍したと伝わる綾小路末行の刀です、綾小路派は来派と共に大いに発展した一派です。
末行は綾小路定利の門人で永仁頃（1293年）に活躍したといわれる刀工です、綾小路派は現存する作はほとんどが無銘の極めもので在銘作は非常に希少であるといわれています。三条派あるいは五条派の影響が強く認められる作風をしております。
本刀はその綾小路末行と極められた刀です、太刀であったと思われますので反りが元で付いていたため磨り上げで反り浅く細身の刀身です。全体的に古研ぎですが光にかざすと全面に映りが見られ刀身全体が明るく見えるほどです、写真ではうまく撮れていませんが鎌倉時代の山城物特有の作意の無い小乱れ、小丁子などが入り混じり刃中の働きがとても賑やかです。
本刀は時代拵えに収まっておりなかなか面白い金具となっておりますが、元々蔵などに入っていたのか鞘の鐺部分が腐食しております。
日本美術刀剣保存協会の特別保存鑑定に合格した正真物です。

種別：　刀
銘文：　無銘
刃長：　二尺二寸一分（約　６７センチ）
反り：　四分強（約　１．３センチ）
目釘：　３個
時代：　鎌倉時代
鑑定：　日本美術刀剣保存協会　特別保存刀剣（No.1022797） 令和六年五月三十一日
登録：　東京都　第　１８１２９号　昭和２６年３月３１日　交付
元幅：約　２．６６センチ
元重：約　０．５８センチ
先幅：約　２．１センチ
先重：約　０．５３センチ
重量：刀身のみ　約　６１３グラム　
附帯：拵え

状態　画像参照　古物ですので傷や汚れ等ございます。
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