江戸の名工　粟田口一竿子忠綱　元禄十六年八月吉日 新刀上々作にして良業物　生ぶ刃残る珍品　72.0cm

刀
刃長:72cm反り:1.6cm
銘:(表)粟田口一竿子忠綱　(裏)元禄十六年八月吉日
元幅:3.4cm 元重:0.7cm 先幅:2.4cm 先重:0.5cm
茎長:22.5cm 茎先幅:1.6cm 茎先重:0.6cm
切先長:4.3cm


地鉄
板目詰み流れこころ
地沸厚くつき地景仕切りに入る
刃文
沸出来で直刃調の小乱れに丁子まじり足、葉しきりに入る
キズ
鍛え傷、ヒケ

一竿子忠綱は江戸時代元禄ごろの摂津国の刀工てます。
新刀上々作にして良業物。通称万太夫と伝わっています。
初期は初代忠綱に倣って焼頭がよく揃った足長丁子乱れご多く見られ、後期になると直刃やとうらん刃風の互の目乱れなども焼くようになる。
本作は活躍している年期があっており作風も忠綱らしいものです。鑑定書がないので保証は出来ませんが本物で間違いないかと思います。
珍しく生ぶ刃も残っており健全な姿をしております。
刃文、地鉄共に見所の多い一振りかと思います。

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