波濤図鍔　銘　間（はざま）砂張象嵌　保存刀装具鑑定書　正真在銘の希少品

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波濤図鍔　銘　間（はざま）砂張象嵌　保存刀装具鑑定書　

間鍔は現在の三重県亀山市に住した鍔工が製作した鍔の総称。近江国国友村の鉄砲鍛冶を祖とする鍔工は各地に見られ、多くは国友某と銘を切るが間と称する伊勢国亀山の鍔工もその一派で、鉄砲への象嵌を基礎として砂張（サハリ）象嵌と呼ばれる鉛を用いた特殊な象嵌技法を施した鍔を製作した。一見地味に見える砂張象嵌も仔細に観察すると独特の虹彩を放ち、枯淡な趣きにも深みがあって大変素晴らしいものである。

公益財団法人　日本美術刀剣保存協会 　保存刀装具鑑定書（令和5年）

縦78.9mm 横77.4mm 厚さ4.3mm 重さ133g
　　
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