Gibson LG-1 1964年前後 本物ビンテージ　要修理 ジャンク 検)LG1 L-0 L-00 L-1 LG-0 LG-2 LG2 B25 B-25 スモールギブソン

1964年前後の本物のヴィンテージギブソンです。15年ほど前にアメリカより購入後、数年でヘッドが起きてきてついには折れてしまいました。アメリカで何度か修理されていた個体のようです。パテとステーで修理を試みたのですが弦を張ってみて怪しかったので途中で張るのをあきらめて放置した状態です。現状まともに弦は張れないと思います。保管しておりましたが、現状のままお譲りします。折れるまでは非常に素晴らしいプレゼンスと低域を持った枯れきったヴィンテージそのもののサウンドでした。オリジナルのセラミックサドルが素晴らしく、弦高も低く弾きやすいとても素晴らしいギターでした。数年前、患部をメイプルで継ぐ工法で6万円程度の修理見積もりも工房でもらったのですが結局出さずじまいでした。腕に自信のあるかた、良い工房をご存知の方いかがでしょうか。うっとりするほどの現在では手に入らないハカランダ指板だけでもエレキギターにでも移植しようかと思ったりもしておりましたが今回出品いたします。修理が必要なあくまでもジャンク扱いにてご理解お願いします。ノークレームノーリターンにてお願いします。ケースは購入時付いてきた恐らく当時物のケース（多分チップボードケースか紙製）がつきますがボロボロですので輸送用の入れ物とお考え下さい。

以下機種の説明です。
スプルーストップ、マホガニーサイド＆バック、マホガニーネック、ハカランダ指板、ラダー・ブレーシングといった仕様を持ったモデルです。
　ラダー・ブレーシングならではの、ほど良い音量とスモールボディのほど良い箱鳴り感、マホガニーサイド＆バックのスイートなトーンとタイトで中低域も持ったサウンド、スプルーストップのアコースティカルでブライトな抜け良いトーン、ハカランダ指板ならではのタイトで引き締まったサウンドが魅力です。また、塗装は乾ききっており、全面にウェザーチェックも出ており、ヴィンテージならではの、乾いた枯れたヴィンテージ・トーンとニュアンス、抜けの良い響きも持っています。ヴィンテージ LG-1ならではの渋くブルージーなサウンドで、ジャキっとしたラダーブレーシングの鳴りは、ブルースには最高の1本です。
　ギブソンの数あるモデルの中でも人気のLGシリーズ。1943年にLG-2の廉価モデルとして登場したLG-1は、XブレイシングのLG-2と比較すると、よりジャジーでブルージーなサウンドが特徴です。

トップ：スプルース
サイド＆バック：マホガニー
ネック：マホガニー
ナット幅:約40mmナローネック。弾きやすいです。
指板：ハカランダ
ブリッジ：セラミックサドル
ペグ : クルーソン(ノンオリジナル)
その他：ラージピックガード

（2024年 5月 5日 11時 42分 追加）
ネックは通常よくあるタイトボンド接着&ネック裏からの補強材程度での簡単なリペアでの完治は難しいかと思います。アメリカで恐らく各時代の接着剤やダボなどで何度かのリペアがされており、それが不完全なためリペア材の何十年経過での劣化や日本の気候などの影響も恐らくあり完全に断裂したものをステーとパテで接合を試みた状態です。ですのでリペア工法としては、弱くなっている過去のリペア部分をネックヘッドから全て取り除き、その部分にメイプル材などを代替材として使用し、ヘッド＋患部代替メイプル材＋ネックの3部分を接着してのリペアがベストかと思います。木工技術のしっかりした工房であれば普通にやる工法ですので、経験実績ある工房への依頼をお勧めします。良質なヴィンテージの硬質なマホガニー材があれば一番良いのですが、ない場合はむしろメイプルなどの硬い材は音伝達が早いため音色を損なわず強度を出せるのでお勧めだそうです。リペア前よりも音が良くなる結果は当方も他のギターで経験済みです。
以上の状況をご理解の上入札いただきノークレームノーリターンにてお願いいたします。
ナローネックやアジャスタブルブリッジは有名アーティストなどの使用で最近非常に人気の仕様です。この機会に是非よろしくお願いします。

（2024年 5月 5日 19時 17分 追加）
全面にウェザーチェックと記載しましたがトップ面は写真の通りウェザーチェックはほとんどありません。サイド面はかなりウェザーチェックがありバック面は大きめのウェザーチェックが少しある感じです。ヴィンテージですので細かい傷などもございます。コンディションに関しては主観もございますのでヴィンテージであることをご理解いただき現状優先ということでお願いいたします。