【真作】【WISH】西村龍介「水辺の城」油彩 4号 共シール ◆真骨頂の古城名画 　　〇洋画壇巨匠 芸術選奨文部大臣賞 #24052053

1920-2005 点描によってヨーロッパの古城を描いた作品で知られる洋画家、元二科会会員、山口県生まれ、71年内閣総理大臣賞を受賞、88年銀座のフジヰ画廊で西村龍介個展「水の抒情詩」を開催、89年、前年の個展に対し、「日本画と洋画の技法を巧みに融合した日本的詩情豊かな独自の油彩表現を円熟の域に高めた」として芸術選奨文部大臣賞を受賞、同年、ハウステンボス美術館で「ヨーロッパ水辺の城　西村龍介展」を開催する、60年代の渡欧で得た古城の静かなたたずまいを、端正な構図、淡い色調の点描で描き、静謐な画風を示した

西村龍介「水辺の城」油彩 4号 共シール
本作品は、西村龍介によって描かれたヨーロッパの古城を描いた作品です。西村は点描技法を駆使しており、その技術は彼の作品に独特の繊細さと深みをもたらしています。この作品では、城の石壁の質感が細かな点で丁寧に表現されており、静謐な雰囲気を演出しています。背景の空は穏やかで、秋の訪れを告げる木々の色彩が生き生きとしており、作品全体に温かみを加えています。水面に映る城の姿は、幻想的な美しさをさらに際立たせています。

西村龍介は1960年代のヨーロッパ旅行で得たインスピレーションを元に、ヨーロッパの城郭の静かなたたずまいを捉え、日本の画法と洋画の技法を見事に融合させた作品を多く残しています。この作品も、彼の芸術的成熟度を示すものであり、見る者に穏やかな感動を与えることでしょう。画伯の真骨頂ともいえる、水辺の城風景の名画です。