戦前漫画[狸兵衛のお化退治]湯浅修一 春江堂1934年昭和9年 小狸小團平/クロンボノ冒険2作品 大野きよし鈴木としを高橋春雄ミッキー松本零士

こちらは戦前に出されたレアな漫画「狸兵衛のお化退治」です。湯浅修一・編、 春江堂、昭和9年ー1934年、二版。

落丁なし。糸づり補強あり。中は概ね綺麗です。90年ぐらい前のものですので、それなりの劣化や切れ、傷みなどもありますのでご了承ください。

こちらは「小狸小團平」「クロンボノ冒険」2作品掲載、いずれもオバケ退治が入るもの。当時、春江堂には大野きよし、鈴木としを、高橋春雄、新井五郎など後に漫画でもそれなりに功績を残した漫画家のデビュー初期の時期の作品載せたりしていて、これも恐らく彼らのような漫画家が描いたものと思われます。

最初の作品はオバケ退治はもとより化かし合いのユニークな作品。クロンボノ冒険は黒人が主人公でオバケも出て退治したりもする冒険譚、人食い人種の黒人も出てくる今では絶対出せない奴です（笑）。差別だのどうのとうるさいので。こういう作品の影響受けて、松本零士など松本あきらの初期作品「緑の天使」で同じく人食い人種が出てきたりします。

良いものですのでご堪能していただければ幸いです。

ゆうパック、レターパック、クリックポストなどでの発送が可能です。防水対策もしてお送りします。

（2024年 5月 12日 21時 30分 追加）
2ページ写すと小さく見えますが、写真の上を少しクリックすると大きな画面で見られます。

（2024年 5月 12日 21時 47分 追加）
ちなみに大きさはかなり大きめ、本は薄めですが、大きさはあの「週刊少年ジャンプ」よりも少し大きいくらいで、この時代の漫画としてはかなり大きい部類に入ります。

（2024年 5月 13日 17時 50分 追加）
10枚目の写真アップしました。「週刊少年ジャンプ」2冊置いてます（1冊は下）。明らかに「ジャンプ」よりも大きいです。これでだいたいの大きさは把握できるかと思います。ちなみに「ハンターハンター」が再開したこのジャンプはつきません（外国の方が映っていたもの、みなすべて要求してきたことがあったため、参考写真ということ明記しておきます）。